以下記事でもまとめたように、2024年10月、CONVERSE ADDICT ONE STAR LOAFERの新色がリリースされました。
これまでのモデルも欲しい気持ちはあったのですが、迷った挙句買わず、そして発売後"やっぱり欲しかった、、"と後悔していたので、今回は購入を決意していました。
そして無事購入に至ったので、レビューしてみたいと思います。
ちなみに同じローファーというカテゴリで、同じ月にリリースされたニューバランス 1906Lも以下にてレビューしているのでご参考まで。
CONVERSE ADDICT ONE STAR LOAFERの歴史
コンバースアディクトからリリースされるワンスターローファーは今回3度目です。
最初のリリースは2018年。

素材はネイビースエード。
90年代のオリジナルはかなりの高値となっているうえに、アディクトからリリースされるこちらはビブラムソールで履き心地も期待できるという点で、非常に注目されていました。
そして2度目のリリースは2022年。

一見同じに見えますが、こちらはブラックスエードです。
また、こちらはネクサスセブンとのコラボモデルとなっています。
そして今年2024年に以下の2型がリリースとなりました。

これまでのスエード素材の流れを踏襲したブラウンスエードと、ブラックのスムースレザーです。
ブラックは表面がシボ加工されています。
価格
ブラウン/ブラック共に28,600円(税込)です。
過去2モデルは24,200円(税込)だったので4,000円の値上げとなります。
昨今の情勢を踏まえれば致し方ないといったところでしょうか、、、
外観レビュー
ワンスターという名の通り、外観については一つ星がデザインされているだけで、他は非常にシンプル。

無論、このシンプルさが良いわけです。
シボ感はこの距離からでもはっきり見てとれますね。
また、レザー特有の光沢感もあり、その点はメッシュ地やキャンバス地の一般的なスニーカーとは全く違う雰囲気です。
ヒールパッチもオリジナルを踏襲したデザインで、いわゆる現行のインラインコンバースと何ら変わりはありません。

前述の通りビブラムソール。
フットベッドも相まって、オリジナルのソレとは履き心地が違うのは言うまでもありません。

インソール。

オリジナルはUSA製なので"ASSEMBLED IN U.S.A"とのプリントがありますが、こちらは"PRODUCED IN U.S.A. IN 90's~"と書かれています。
生産国はインドネシアですね。
シンプルなデザインなのにやけに存在感があるワンスター。

スエードもカジュアルな雰囲気で良いですが、(シボがあるとは言え)表革だとレザーの重厚感・ドレス感も十分に感じます。
総じて、ミニマルな素晴らしいデザインだと感じます。

サイズ感
ローファーといえば気になるのはサイズ感。
こちらに関しては、普段より0.5cmダウンで購入しましたが、ピッタリでした。
もしかすると今後ソール(フットベッド)が沈んだり、タンが柔らかくなったりした場合には大きくなってしまうかも?といった程度にはゆとりがあり、ピタピタではないです。
未だ長時間着用はしていないのでわかりませんが、今後薄いインソールを入れる可能性はあるかもしれません。
ということで個人的な推奨サイズは、普段のスニーカーよりハーフサイズorワンサイズダウンです。
以下記事のように、同サイズでニューバランス1906Lはきつかったので、ローファー(スリッポン)タイプの靴選びは難しいですね、、、
履き心地
オリジナルのワンスターローファーはもちろん保有してないので、オリジナルとの比較ではなくこの靴単体の評価になりますが、履き心地は良いです。
そもそもアディクト自体、履き心地に定評はあるので心配はしていませんでしたが、長時間着用も問題なさそうといったところ。
それこそインラインのコンバースオールスターだとか、バンズのオーセンティックやスリッポンと比べると履き心地は圧倒的に上です。
しかし一方で、前述の1906Lと比べてしまうとやや劣るかなといった印象はあります。
無論、1906Lとは見た目も違いますし、ローテク/ハイテクの区分でも異なるので同じ土俵ではないのかもしれません。
ただし、あくまで同じ"ローファー"と名付けられたスニーカーという意味で比較するのであれば、1906L>ワンスターローファーというのが個人的感想です。
総評
コンバースアディクトのワンスターローファーについてレビューしました。
スニーカーはハイテクよりローテク派、ローファー好き、ミニマルな靴が好きな私にとってこのワンスターローファーはピッタリなモデルだと感じました。
また、スニーカーというカテゴリにありながら、アッパーは全面レザーなので、カジュアル感とドレス感を程よく持ち合わせた一足だと言えるでしょう。
この点は前述したバンズのスリッポンだとか、ニューバランスの1906Lには無い魅力の一つだと思います。
ローファー(スリッポン)で懸念されがちな履き心地についても、"最高!100点!"とは言えないまでも、このジャンルのスニーカーとしては非常に高水準だと考えています。
定価は約3万円弱と、アディクトの中でも高く、ローテクスニーカーとしてみても高めに感じますが、ビブラムソール+レザーということを考えれば許容できる範囲ではないでしょうか。
総じて、満足度は高く、人にもお勧めできる一足だと思います。



