オニツカタイガーのスニーカーが気になっているものの、「MEXICO 66以外はよく分からない」という方は意外と多いのではないでしょうか。
確かに、ブランドを象徴する一足といえばMEXICO 66です。
しかし現在のオニツカタイガーには、メキシコだけではなく、1970年代のスポーツシューズをルーツに持つモデルから、クラシックなコートスニーカー、現代的なボリュームソールを採用したモデルまで、かなり幅広い選択肢があります。
オニツカタイガーは1949年に鬼塚喜八郎氏によって創業。
スポーツシューズで培ってきたアーカイブを生かしながら、現在ではファッション性の高いシューズを数多く展開しています。
そこで本記事では、個人的におすすめしたいオニツカタイガーのスニーカーを10モデル厳選しました。
定番から少しひねりの効いたモデルまで紹介するので、「自分にはどれが合うのか分からない」という方はぜひ参考にしてください。
おすすめ10選
MEXICO 66|迷ったらまず選びたいブランドの代表作
オニツカタイガーを代表するモデルが「MEXICO 66」です。
1961年に登場した「リンバーアップ」をベースに、1966年に開発されたシューズのデザインを取り入れた、ブランドを象徴する一足。
現在もオニツカタイガーの定番モデルとして展開されています。
最大の特徴は、細身のシルエットと薄いソールです。
近年のボリュームスニーカーとは対照的なデザインで、パンツの裾にすっきり収まります。
特に相性が良いのが、ワイドスラックスやストレートデニム。
ボリュームのあるパンツに対して足元を細くすることで、コーディネート全体を軽快に見せられます。
ホワイトやベージュ、ブラックなどベーシックなカラーを選べば、ジャケットやシャツを使ったきれいめなスタイリングにも取り入れやすいでしょう。
価格はスタンダードモデルで16,500円。
「初めてオニツカタイガーを買うならどれ?」と聞かれれば、やはり最初におすすめしたい一足です。
MEXICO 66 SD|定番を少し上質に履きたいなら
MEXICO 66のデザインが好きなら、「MEXICO 66 SD」も有力候補です。
基本的なデザインはMEXICO 66を踏襲しながら、素材や履き心地などをアップデートしたモデルとして展開されています。
オニツカタイガーストライプや薄底のシルエットなど、ひと目でMEXICO 66と分かるデザインは健在。
そのため、「MEXICO 66は好きだけれど、もう少し上質なモデルが欲しい」という人に向いています。
また、「ハイテクスニーカーの履き心地が理想的だけど、スポーティさを強く出したくない」といった方にもおすすめです。
価格はベーシックモデルで18,700円。
通常のMEXICO 66との価格差もそれほど大きくないため、店舗で購入するなら両方を履き比べてみてもよいでしょう。
SERRANO|薄底×レトロランニングならこれ
よりスポーティな薄底スニーカーが欲しいなら「SERRANO(セラーノ)」がおすすめです。
1970年代に開発された陸上スパイクシューズから着想を得たモデルで、軽量かつ薄底のスタイルが大きな特徴。
前足部まで巻き上がったアウトソールもSERRANOらしいディテールです。
MEXICO 66がレザーシューズにも通じる端正な雰囲気なのに対し、SERRANOはもう少しレトロランニング寄り。
ナイロンやスエードを組み合わせたカラーなら、色落ちしたデニムやファティーグパンツ、ナイロンパンツなどともよく馴染みます。
古着を取り入れたスタイリングが好きな方にもおすすめです。
価格は14,300円と、オニツカタイガーの中では比較的手に取りやすい設定になっています。
ACROMOUNT|レトロだけど少しクセのある一足
定番から少し外したオニツカタイガーを選びたいなら、「ACROMOUNT(アクロモント)」がおすすめです。
1970年代に展開されていた陸上スパイクから着想を得たモデルで、ファブリックとレザーを組み合わせたヴィンテージ感のあるアッパーが特徴。
一見するとクラシックなランニングシューズですが、前足部はすっきり細く、中足部からソールにボリュームを持たせた独特のシルエットになっています。
大きめに配されたオニツカタイガーストライプも存在感があり、シンプルなスタイリングでも足元にほどよくアクセントを加えてくれます。
ソールの存在感もこれまた良いアクセントになっています。
合わせるなら、ワイドデニムや軍パン、太めのチノなどがおすすめ。
レトロな雰囲気があるため古着との相性もよく、ワイドスラックスに合わせて少しスポーティに崩すのもよいでしょう。
価格は17,600円。
「MEXICO 66ほど定番すぎず、それでいてオニツカタイガーらしいレトロ感は欲しい」という人におすすめしたい一足です。
EDR 78|古着や軍パンと合わせたいレトロな一足
「EDR 78」は、1978年に発売されたトレイルランニングシューズをデザインベースとするモデルです。
ランニングシューズらしい低めのフォルムに対して、凹凸のあるアウトソールを組み合わせた独特のデザインが特徴。
MEXICO 66ほどミニマルではなく、近年のハイテクスニーカーほどボリュームもありません。
この絶妙な中間地点にいることがEDR 78の魅力です。
特に合わせやすいのが、デニムやカーゴパンツ、ファティーグパンツなど。
ヴィンテージやミリタリーを取り入れたファッションが好きなら、MEXICO 66以上に使いやすいと感じる人もいるでしょう。
価格は16,500円です。
CALIFORNIA 78 EX|主張しすぎないレトロランニング
「CALIFORNIA 78 EX」は、ブランドのヘリテージを感じさせながら、比較的すっきりと履けるモデルです。
オニツカタイガーの「CALIFORNIA 78」をベースにした一足で、レトロランニングらしいデザインを現代的にアレンジしています。
SERRANOやEDR 78と同じくスポーツシューズらしい雰囲気がありますが、全体のバランスは比較的シンプル。
いかにもランニングシューズという方向へ寄りすぎないため、デニムやチノだけでなく、ワイドスラックスなどに合わせても面白いモデルです。
価格は15,400円。
「MEXICO 66は街でよく見かけるので、少し違うモデルを選びたい」という人にもおすすめします。
TIGER ALLY|スエードの素材感が魅力
素材感を重視して選ぶなら「TIGER ALLY」も見逃せません。
レトロランニングをベースとしたデザインにスエードを組み合わせたモデルで、スポーティでありながら落ち着いた雰囲気があります。
スエードならではの柔らかな表情があるため、一般的なナイロン系ランニングスニーカーよりも大人っぽく見せやすいのが魅力です。
秋冬ならウールパンツやコーデュロイパンツ、春なら淡いデニムやチノなどとの組み合わせがおすすめ。
ボリューム感もほどほどで、ハイテク・ローテクの中間のような、ちょうどよいバランスの一足だと思います。
MEXICO 66ほど有名ではありませんが、その分、「定番を少し外して選びたい」という服好きには面白いモデルではないでしょうか。
価格は18,700円です。
DELECITY|ワイドパンツに合わせるなら有力候補
オニツカタイガーというと薄底のイメージが強いですが、ボリュームのあるモデルも存在します。
その代表格のひとつが「DELECITY(デレシティ)」です。
ブランドのアーカイブシューズから着想を得ながら、チャンキーでフラットなソールを組み合わせた現代的なデザインが特徴。
MEXICO 66やSERRANOと比較すると、足元の存在感はかなり強くなります。
そのため相性が良いのは、ワイドデニムや太めのスラックス、カーゴパンツなど。
パンツだけ太くして薄すぎるスニーカーを合わせると足元が小さく見えることがありますが、DELECITYならしっかりとボリュームを受け止めてくれます。
基本モデルは18,700円。
現代的なワイドシルエットを中心に着る人なら、ぜひ候補に入れておきたい一足です。
足元にインパクトを求める人にも是非。
X-CALIBER|レトロランニングを大人っぽく履きたいなら
レトロなランニングシューズが好きなら、「X-CALIBER(エクスカリバー)」もおすすめです。
1980年代のランニングシューズをデザインベースにしたモデルで、当時を思わせるソール形状やエアホールなどのディテールを残しながら、現代的なシルエットに再構築されています。
アッパーにはスエードやテキスタイルを採用しており、いわゆるスポーツスニーカーらしい雰囲気がありつつも、素材感のおかげでどこか上品に見えるのが特徴です。
SERRANOと比べるとソールにはほどよくボリュームがあり、MEXICO 66ほどシャープすぎないため、太めのパンツとも合わせやすいバランス。
ワイドデニムや軍パン、チノパンなどカジュアルなボトムスはもちろん、ワイドスラックスの足元に合わせてスポーティに崩すスタイリングにも使いやすいでしょう。
また、かかと部分にはクッション性を高めるfuzeGEL、中敷には反発性とクッション性を備えたOrthoLite X-40を採用。
クラシックなルックスでありながら、履き心地にも配慮されています。
個性的な配色にも注目。
価格は20,900円。
「レトロランニングの雰囲気は欲しいけれど、あまり薄底すぎるスニーカーは苦手」という人におすすめしたい一足です。
LAWNSHIP 3.0|シンプルなスニーカーならこれ
最後におすすめしたいのが「LAWNSHIP 3.0(ローンシップ 3.0)」です。
クラシックなヘリテージモデル「LAWNSHIP」をアップデートしたコートタイプのスニーカーで、オリジナルのデザインディテールを残しながら、ソールの柔軟性向上や軽量化が図られています。
中敷にはOrthoLiteを採用し、足入れ時のクッション性にも配慮。
最大の魅力は、非常にシンプルでスマートなデザインです。
特にWHITE/WHITEは、いわゆる白レザースニーカーとして非常に使いやすい一足。
MEXICO 66のように「オニツカタイガーらしさ」を強く見せるデザインではありませんが、その分コーディネートを選びません。
ジャケット+スラックス、シャツ+チノ、デニムなど、幅広いスタイルに対応できます。
ソールも比較的すっきりしているので、「シンプルな配色のスニーカーは欲しいけれど、ボリュームがありすぎるものは避けたい」という方にもおすすめです。
価格は15,400円。
これらをどう選ぶ?オススメの選び方
オニツカタイガーには似た雰囲気のモデルも多いため、デザインだけを眺めていると「結局どれを選べばいいのか分からない」となりがちです。
そこで購入時には、モデル名から選ぶのではなく、シルエット・合わせるパンツ・素材感の3点から絞り込むのがおすすめです。
まずは「薄底」か「ボリュームあり」かを決める
オニツカタイガーを選ぶうえで、最初に考えたいのがソールのボリュームです。
ブランドを象徴するMEXICO 66をはじめ、オニツカタイガーには比較的すっきりとしたシルエットのモデルが多くあります。
一方で、DELECITYのようにソールにしっかりボリュームを持たせたモデルもあります。
この違いは、単純な好み以上にコーディネート全体の見え方を左右します。
近年多いワイドパンツに薄底スニーカーを合わせると、足元がすっきりして軽快な印象になります。
反対に、ボリュームのあるスニーカーを合わせれば、パンツの太さに負けず、足元まで含めて重心の低いスタイリングを作れます。
「ワイドパンツには必ずボリュームスニーカー」というわけではなく、足元を軽く見せたいのか、存在感を持たせたいのかで選ぶのがポイントです。
レザー中心か、スエード・ナイロン系か
同じレトロなスニーカーでも、アッパーの素材によって印象はかなり変わります。
レザーを中心としたモデルは比較的クリーンに見えやすく、シャツやスラックスなどのきれいめな服装にも取り入れやすいのが特徴です。
一方、スエードやファブリックを組み合わせたレトロランニング系は、よりスポーティでカジュアルな雰囲気になります。
デニムや軍パン、古着を普段からよく着るのであれば後者が馴染みやすく、ジャケットやスラックスを中心に履きたいのであれば、レザー主体のモデルから探すと失敗しにくいでしょう。
「オニツカタイガーらしさ」をどこまで求めるか
意外と重要なのが、この基準です。
せっかくオニツカタイガーを買うのであれば、ひと目でそれと分かるモデルが欲しい人もいれば、ブランド感を強く出さずに履きたい人もいるでしょう。
前者であれば、サイドのオニツカタイガーストライプや薄底のフォルムが印象的なモデルが候補になります。
反対に、「ブランドを主張しすぎない白スニーカーが欲しい」「手持ちの服に自然に馴染ませたい」という場合は、よりシンプルなコート系を選ぶ方が使いやすくなります。
ブランドの代表作を履きたいのか、純粋にデザインの良いスニーカーとして選びたいのか。
ここを先に決めておくと、候補はかなり絞れます。
色は「単体の格好良さ」より手持ちのパンツで決める
オニツカタイガーはカラー展開が豊富なので、同じモデルでも色によって印象が大きく変わります。
ただし、スニーカー単体で派手なカラーに惹かれても、普段の服と合わせにくければ着用回数は減ってしまいます。
最初の一足なら、ホワイト・ブラック・グレー・ベージュなどを基調としたカラーの方が扱いやすいでしょう。
一方で、すでに白や黒のスニーカーを複数持っているなら、オニツカタイガーらしい配色を選ぶのも面白いところ。
特にシンプルな服装が多い人なら、スニーカーだけ色を効かせる使い方もできます。
迷ったら「今持っていないタイプ」を選ぶ
すでにスニーカーを何足か持っている人なら、最後はこれが一番分かりやすい基準です。
例えば白いレザースニーカーをすでに持っているのに、似たタイプをもう一足増やしても、結局どちらかしか履かなくなる可能性があります。
それなら、
- ボリュームスニーカーしか持っていないなら薄底
- レザーばかりならスエードやファブリック
- 白黒ばかりならレトロな配色
- ローテクばかりなら少し存在感のあるモデル
というように、手持ちにない要素を加える方がコーディネートの幅は広がります。
今回紹介している10モデルは、同じオニツカタイガーでもシルエットや素材、ルーツがそれぞれ異なります。
単純に「人気だから」という理由だけで選ぶのではなく、自分の手持ちの服やスニーカーを見たうえで、足りない役割を埋めてくれる一足を選ぶのがおすすめです。
まとめ
オニツカタイガーの魅力は、単に「レトロなスニーカーが人気」というだけではありません。
ブランドを象徴するMEXICO 66をはじめ、薄底で軽快なSERRANO、ヴィンテージ感のあるEDR 78やACROMOUNT、落ち着いた素材使いが魅力のTIGER ALLYなど、同じブランドの中でもモデルによって雰囲気は大きく異なります。
さらに、CALIFORNIA 78 EXやX-CALIBERのようなレトロランニング系、ボリュームのあるDELECITY、シンプルなコートスニーカーとして使いやすいLAWNSHIP 3.0まで揃っているため、普段のファッションに合わせて選びやすいのもオニツカタイガーの魅力です。
初めて選ぶのであれば、やはりブランドを代表するMEXICO 66は有力候補です。
より上質な仕様を求めるならMEXICO 66 SD、スポーティな薄底が好みならSERRANOという選び方もできます。
一方で、すでに定番スニーカーを何足か持っている人なら、ACROMOUNTやEDR 78、X-CALIBERなど、少し個性のあるモデルに目を向けるのもおすすめです。
今回紹介した10足は、どれも方向性が少しずつ異なります。
だからこそ、「一番人気だから」という理由だけで決めるのではなく、普段履いているパンツのシルエットや手持ちのスニーカー、好みの素材感まで考えて選ぶことが、自分に合った一足を見つける近道です。
オニツカタイガーといえばMEXICO 66の印象が強いブランドですが、実際にラインナップを見てみると、それだけではないことが分かります。
ぜひ今回紹介した10モデルを比較しながら、長く普段のコーディネートに取り入れられる一足を探してみてください。
その他、オニツカタイガー以外にも本ブログではスニーカーを色々とレビューしているので以下ご参考まで。



