ここ数年、メンズのデニムはワイドが主流となりました。
少し前までならリーバイス501や505のようなベーシックなストレートでも十分でしたが、ワイドパンツに見慣れた現在では「もう少しボリュームが欲しい」と感じる人も多いのではないでしょうか。
とはいえ、極端なバギーデニムまでいくと着こなしは一気に難しくなります。
そこでちょうど良い選択肢になるのが、今回紹介するLevi's(リーバイス)の568 Loose Straightです。
リーバイスの型番一覧については以下の記事より。
腰回りから太ももにかけてはしっかり太い。
それでいて裾まで極端に広がらないため、穿いてみると思った以上に収まりが良い。
568をレビューするうえで、個人的にもっとも重要だと思うのが、この「ルーズなのにやりすぎていない」というバランスです。
リーバイスにはさらに太い578 Baggyも存在しますが、568と578は似ているようで実際のシルエットはかなり違います。
今回は568を中心に、そのシルエットやサイズ感、コーディネートのしやすさを詳しく見ながら、後半では578との違いについても簡単に比較します。
ちなみに578については以下でレビューしています。
- リーバイス568とは
- レビュー
- 568は「ただ太いだけ」のデニムではない
- 501などの普通のストレートとは何が違う?
- サイズ感について
- スニーカーとの相性は?
- 568はどんな人におすすめ?
- 568と578を簡単に比較
- まとめ
リーバイス568とは
568は、リーバイスが展開するルーズフィットの代表的なモデルのひとつです。
リーバイス公式では、90年代のスタイルを背景にしたルーズなシルエットとして展開されており、日本公式オンラインストアでも「568ルーズフィット」として独立したカテゴリーが用意されています。
現在は通常の5ポケットジーンズだけでなく、カーペンターパンツなどの派生モデルもラインナップされています。
価格は税込15,400円です。
568の基本的な特徴は、
- 股上が深い
- 腰回りにゆとりがある
- 太ももが太い
- 裾に向かってわずかに収ま*
というもの。
名称には「Loose Straight」とありますが、日本のリーバイス公式レビューを見ると、単純なワイドストレートというより、裾に向かってわずかに細くなるシルエットとして紹介されています。
レビュー
ではまず私が購入したモデルを写真付きでご紹介します。

写真の通り、私が購入したのはダブルニーのタイプです。
578が通常のタイプを選んだこともあり、こちらはやや変化を加えたモデルを選びました。
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見た目は完全にペインターパンツですね。
とはいえ、色落ちや各部のデザイン含め、15,400円にしては抜かりないと思います。



568は「ただ太いだけ」のデニムではない
568を平置きで見ると、結構太く感じるのではないでしょうか。
事実、特に腰回りから太ももにかけてのボリュームはしっかりあり、一般的なストレートジーンズから穿き替えると明確にルーズです。
ところが実際穿いてみると、いわゆるバギーパンツほど大袈裟には見えません。
その理由が、わずかなテーパードにあると思います。
568は上半分にはしっかりボリュームを持たせながら、裾に向かってわずかに収まっています。
公式レビューでも「裾にかけて少しだけ細くなる」「裾のモタつきがきれい」「靴の上で溜まりが作りやすい」といった評価が確認できます。
つまり568の良さは、「太さそのものより、太さをどう処理しているか」にあります。
太ももから裾まで同じ幅で落ちるパンツの場合、サイズによってはかなり野暮ったく見えることがあります。
また、股下の長さの処理であったり、合わせる靴にも気を遣います。
一方、568は下半身にしっかりボリュームを作りながら、足首付近ではシルエットがある程度まとまります。
これによって、「ワイドパンツを穿いている」という存在感はありながら、パンツだけが極端に主張しません。
このバランスこそ、568が比較的幅広い服装に合わせやすい理由だと思います。
個人的に、バギーパンツは「おしゃれをしている感」が出ますし、568の場合は「気取らずラフに履いている感」が出ると思います。
どちらが良い・悪いは特になく、好みであったりその日の気分で履き分けるのが良いと思っています。

501などの普通のストレートとは何が違う?
568が気になっている人の中には、これまで501や505のような定番ストレートを穿いてきた人も多いと思います。
そうしたモデルから568へ変更すると、一番変わるのはパンツ単体の太さ以上にコーディネート全体の重心です。
細めから普通程度のストレートの場合、トップスに大きなTシャツやスウェットを合わせると、上半身だけが大きく見えることがあります。
568は腰回りや腿にボリュームがあるため、オーバーサイズのトップスとのバランスが取りやすくなります。
例えば、
- 大きめの無地Tシャツ
- スウェット
- ナイロンジャケット
- ゆったりしたシャツ
といった現在のメンズファッションで定番になっているアイテムとも自然につながります。
逆に言えば、568はパンツ単体で奇抜さを出すためのモデルではありません。
それこそ、パンツで主張したいのであれば、578の方が良いと思います。
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サイズ感について
私は170cm痩せ型で、サイズは32インチを選びました。
ジャストサイズは30インチ前後ですが、ややゆとりを持たせたくてインチアップしました。
私の場合、501をルーズに履きたい場合は、かなり大き目サイズ(34や36インチ~)を選んでベルトで縛って履くこともしばしばありました。
一方で、568はもともとルーズに設計されたモデルなので、必ずしもサイズアップする必要は無いと思っています。
むしろ最初は、普段リーバイスで選んでいるウエストサイズに近いものから試した方が、568本来のシルエットが分かりやすいでしょう。
ジャストサイズを選んでも腿には十分余裕があります。
一方で、1~2インチ程度サイズを上げると腰回りにもさらに余白ができ、ベルトで締めながら腰位置を少し落として穿くようなスタイルも作りやすくなります。
前述の「気取らずラフに履いている感」を出すには、ちょっとだけサイズアップをするのもアリだとは思います。
スニーカーとの相性は?
568の大きなメリットは、やはりスニーカーとの相性が抜群であることだと感じています。
ボリューム感のあるスニーカーは特に良いと思っています。
New Balanceの990シリーズや2002R、Salomonなどのテクニカル系スニーカー、少し厚みのあるランニングシューズなどは、568の太さに負けずバランスを取りやすいです。
一方で、裾が極端に広くないため、ConverseのALL STARやadidasのSAMBA、あるいはオニツカタイガーのような比較的細身のスニーカーにも合わせられます。
ややテーパードしていることで、裾に溜まりを作りながらスニーカーの存在感を出しやすい点が個人的に使いやすいポイントだと思います。
また、スニーカーローファーであればソックスをちょっとだけ見せやすいのもありがたいですね。
バギーだと完全に隠れてしまいがちなので。
スニーカー好きにとって、かなり使いやすいシルエットだと思います。
568はどんな人におすすめ?
568は特に、
- 501のようなストレートシルエットでは少し物足りなくなってきた
- ワイドデニムを穿きたいけれど、極太パンツには抵抗がある
- オーバーサイズのTシャツやスウェットに合うデニムが欲しい
- ハイテクスニーカーにもローテクスニーカーにも合うデニムが欲しい
という人におすすめです。
逆に、パンツをコーディネートの主役にするほどのバギー感を求めているなら、578なども検討した方がよいでしょう。
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568と578を簡単に比較
すでにこの記事でも何度か言及していますが、568を検討していると候補に入ってくるのが、同じリーバイスの578 Baggyです。
現在の公式サイトでも、568は「ルーズフィット」、578は「バギー」と別カテゴリーに分けられています。
578は公式でも、1990年代を意識した全体的にゆったりしたバギーフィットとして説明されており、裾をスニーカーの上にダボつかせるスタイルが推奨されています。
双方の違いは、
- 568=ルーズなストレートデニム(ワタリが太くて裾に向かってややテーパード)
- 578=バギーデニム(ワタリから裾まですとんと落ちる)
と考えて良いでしょう。
578はよりパンツ自体の存在感を出しやすく、トレンド感があるのはこちらだと思います。
一方で、568はそこまでパンツを主張させず、幅広いトップスや靴と組み合わせやすいモデルです。
「とにかく太いデニムが欲しい」なら578。
「普通のストレートより太くしたいけれど、バギーまでは必要ない」なら568。
この選び方で大きく外さないと思います。
私自身、バギーも大好きですが、さすがに昨今のバギーブームにやや飽きてきたこともあり、この568の購入に至りました。
裾を引きずったりもしないですし、それでいてしっかりルーズなので、結構便利なパンツだと思います。
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まとめ
リーバイス568をレビューして感じる最大の特徴は、単純な太さではありません。
普段のファッションを大きく変えなくても、デニムのシルエットだけをしっかり変えられることです。
股上は深めで、腰回りや太ももには十分な余裕がある。
しかし、見た目はあくまでルーズなストレートデニムとしてまとまっているため、Tシャツやスウェット、シャツといった定番アイテムにも自然に馴染みます。
現在のワイドシルエットに興味はあるものの、極端なバギーパンツは少し違う。
そんな人にとって568は非常に選びやすい一本です。
定番の501から少しシルエットを変えたい人にも、本格的なバギーデニムへ行く前の一本としてもおすすめできます。
「普通すぎない。でもやりすぎない」デニムを探しているなら、568はかなり有力な選択肢ではないでしょうか。



